11月11日、ハイチ共和国を訪問、ジョヴネル・モイーズ大統領と約1時間にわたって会談しました。 モイーズ大統領からは、日本とハイチは長年に亘り協力関係を築いている、現在ハイチ国内で改革を進めることにより、包摂的な発展をもたらしていきたいとのお話がありました。また、自由で民主的な国である台湾とは価値を共有するパートナーとして良い関係を築いていることにも言及されました。
これに対し、私からは、日本としてもハイチ国民の将来に寄り添った支援を行っていきたく、そのためにもモイーズ大統領のリーダーシップの下ハイチが政治的に安定し発展することを期待していると申し上げ、その上で、日本の支援を実施する日本企業を含む日本企業の更なる進出のためにも政治の安定及び良好な治安が不可欠であるとお伝えしました。 また、東アジア情勢や混乱の中での政治リーダーの果たすべき役割など多岐にわたって意見交換を行いました。
また、大統領に続き、ボシット・エドモン外務・宗務大臣とも会談しました。 エドモン外務・宗務相からは、即位の礼出席のため訪日した際に会談を行ってから3週間足らずで再び面会することができ嬉しく思うとともに、これまでの日本の支援に感謝し、二国間関係をより高いレベルに上げていきたいとのお話がありました。
これに対し、私からは、ハイチの社会基盤強化に資するべく、引き続き必要な支援を行っていきたいとともに、今年3月に署名した食料援助の日本政府米が12月に到着予定であること、また、日本政府米の供与に関する新たな食料援助の実施決定をお伝えしました。また、テニスの大坂なおみ選手の活躍等を好機に日・ハイチ交流も活発化させていきたいとお話ししました。 また、東アジア情勢やその他国際的な場における協力についても意見交換を行いました。